ものづくり木のねの作り

2021年9月5日|木のね, 益子焼

粉福パイ皿

木のねは益子にて20年以上作陶を続けています。陶房「土がこころ」として益子の販売店や他府県のお店などに卸ていました。当時より作品の種類は多く、粉ひき、赤絵、二彩、彩色など卸のための器作りを続けて来ました。

お店の意向にとらわれない器作りをして、直接お客様にお届けしたいという思いから、2014年オンラインショップ「木のね」を開設しました。地道に運営しておりましたショップを本年リニューアルしました。リニューアルにつきましては、前回のブログをご覧下さいませ。

ものづくり木のねの作りをご紹介したいと思います。今回は粉福パイ皿の作りをご案内です。

パイ皿の石膏の型

パイ皿を作るための板状の粘土。タタラ板と呼びます。作る器によって板の厚みを変えています。このタタラを石膏型に押し当てて形を作り上げます。

石膏方に沿って押し当てた様子です。

木のねは器の底に粘土のひもを付け足します。こうする事で安定したお皿が出来ます。

ひもをつけて綺麗に仕上げたものを横から見るとこのようになっています。角が出来てしっかりしたお皿になっていきます。

そこの中央には「Ki no ne」のスタンプを押しています。

型から下ろしたお皿です。この後縁を仕上げて粘土での成形は終わりです。

片手で持てるくらいに乾燥してきたら粉福の化粧泥を施しまして作りは終わりです。この後よく乾燥したら素焼き、本焼きとなります。

このようにひとつひとつ丁寧に心を込めて作陶しております。楽しく使っていただける事を願いながら。

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